EBの可能性

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EB重合・グラフト重合

重合

小さい分子(モノマー、オリゴマー)をつなげ、高分子(ポリマー)にする反応。液状分子を固体化します。一般にラジカル重合という反応プロセスです。

利用される分野

コーティング剤、印刷インキ、接着剤などに利用。一般にEBによるコーティングやインキの重合(硬化)は、

1.高硬化の塗膜ができる
2.色(顔料)に左右されず硬化できる

などの特長があります。無溶剤のため、熱乾燥より環境負荷が低いのも特長です。

EBを利用すると溶剤および光重合開始剤が不要にできます。高速処理が可能です。また、高品質の製品が高速に生産できます。そのため高品質な製品が生み出せます。UVでは困難であった透過率が低いインキでも適用可能です。また、紙や金属フォイル越しの接着硬化も可能です。温度上昇もほとんどありません。

 


グラフト重合

グラフトとは「接ぎ木」のこと。プラスチックなどの高分子素材に発生させたラジカルに、別の機能性分子を反応させグラフトします。さまざまな機能を付加することが可能です。

グラフト重合(ツギ木)反応とは
グラフト重合(ツギ木)反応とは

EBによって生じた高分子材料上のラジカルと、別の機能性分子(二重結合をもつモノマーなど)が反応し、高分子材料にツギ木のように高性能分子の技を付加することができます。
これをEBによるグラフト重合反応といいます。


利用される分野

グラフと重合により、ポリエチレンなどのプラスチックフィルムや合成繊維等の素材に、イオン吸着機能、接着性・抗菌性・難燃性消臭性などの機能を付加します。

応用例:脱臭フィルター・高機能フィルター他
 


架橋(橋かけ)反応

さまざまな高分子にラジカルを発生させます。それらのラジカル同士の化学結合を促進させて、「橋かけ」したような網目状の構造を改質します。

架橋反応とは
架橋反応とは

EBを照射すると、プラスチック・ゴムなど高分子材料の分子間で化学結合が起こり網目状の構造が作られます。これにより、耐熱性、科学的耐久性などが向上します。
また、EBの特徴である低温・高速処理で、プラスチックシートのような熱に弱い材質にも利用できます。


利用される分野

最もよく知られたEB架橋プロセスはポリエチレンの架橋。EB架橋により、ポリエチレンは強度や耐熱性の向上などの改質効果が得られます。


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